その道のプロをお招きして、知見を得る「ココロマチ大学」。 7/11に開催された地図研修を、編集こやまがレポートでお伝えします!
今回の講師は「地図の人」として活躍されている、日本地図センター&境界協会の小林せいのうさん!!お会いできて光栄です。
さて、14時からまず会議室で座学。資料を眺めているだけでも、楽しくなります。
で、地図ってそもそも何?という話題からスタート。「地図とは、地表などを縮小表現したもの」という定義が、まず目から鱗。その後、水準点などの「0次元の話」から地図の経年変化を辿る「4次元の話」まで、たっぷり1時間半の講義を楽しみました。
(個人的には、営業の箱田が「日本の河川長トップ10」を正答したことに驚きましたが!)
さて、座学の内容を踏まえ、プチ★フィールドワークです。
本日のルートはこちら。 愛宕山⇒国道1号⇒日本経緯度原点⇒古川⇒芝公園⇒日の出桟橋
まず会社のすぐ裏の愛宕神社からスタート。
出世の石段をゼエゼエ言いながら登ると、そこにはリアル三角点。
(三角点、よく目にしているはずなんですが、意外と意識していないですよね)
1号を南下し、熊野神社の脇をゆくと、なんと日本経緯度原点が!
(3.11で東へ27cm移動し、経度・緯度が改正されたそうです)
さらに南下し、古川から伊能忠敬測地遺功表へ。
北海道の北の方が点線になっているのは、彼の没後に測地されたからだとか。
無念だったろうなあ…興味深い。
17:20発の水上バスに何としても乗りたいので、増上寺前からタクります。 編集こやま、ちゃっかり小林せいのうさんのお隣でご一緒させていただきました。
日の出桟橋に到着です。これから浅草行き水上バス・船上解説及び観察となります。
橋、運河、道路、河岸、行政界のことなど、話題は過去から現在、今後の都市計画のことにまで及びました。
水上バスでは自然とみなさんリラックス…途中からはビール片手に「隅田川での夕涼み」モード!(笑)
ゴールは銀座線浅草駅です!
土木学会選奨土木遺産とのこと。 こちら、なんて書いてあるか分かりますか?
答えは「地下鉄出入口」です。
ひねりが利いていて、かっこいい!
地図の読み方、楽しみ方、そして活かし方。今回はその糸口をいただきました。
仕事には、想いが必要ですが、それだけでは進めることはできません。
プロならばしっかりとした知識とスキルが必要不可欠、これからも学び続けていきたいと感じた一日でした。
小林せいのうさん、本当にありがとうございました!!
後日談:
伊能忠敬氏に、経緯…おっと、敬意を表しまして、夏休みは佐原に行ってきました。
旧宅や記念館など、かなり興味深く見学致しました。